～ インチキ不動産基本システム ～
マルス「では、まずはインチキ不動産のシステムについて語りたいと思います。インチキ不動産は、”ギドルの道具で、マルスが作り、プルトが仕上げる”で武器防具職人道具からルアーやオーブまでの取り扱い及び錬金をする、営利目的団体になります」
マルス「そして、皆様からのご依頼も良心価格で引き受けていきます☆」
マルス「大きな流れは・・・」
マルス「ギドルが我々に必要な職人道具を作り・・・、ちなみに上では見栄えのために大成功を示しましたが、大成功の職人道具は高額の素材をのみに使用して、普段は売っても赤字になるような成功品を使用します」
マルス「大体一度の回転で光のハンマー3本分の製造をしますので、成功品を3本作ります。余談ではありますが、ギドルが光のハンマーの成功品3本を作るころには、大体20本くらいの大成功品ができます。同様に、錬金のための光のツボも必要数だけ作っていきます」
たくいつ「あの、売り上げというか、取り分というかの配分とかはどうなるのですか？」
マルス「（この服装、ギドルの趣味か？）そのあたりに関してはのちに詳しくお話しさせていただきます」
マルス「そしてギドルの作ったハンマーで、私が武器防具を作り上げていきます。こちらもあとで詳しく説明いたしますので、今は話を進めます」
マルス「そしてプルトが錬金で仕上げていき、汗と涙の結晶の元となる装備を仕上げます。これらを各人に持たせて結晶を作り上げ、それと同時に必要な素材や経験値などもまとめて稼いでいきます」
マルス「これがインチキ不動産における利益のシステムで、簡単にまとめると結晶装備を作りながら素材を集めてレベル上げも行うという形態となります」
みかん「仕事場のお名前とは全く違う、正統派すぎる営利システムなんですね。そんちょうがしょっぴかれず、芋づる式に私たちも捕まらずに安心しました」
マルス「皆様にご納得頂けて光栄です。正直、私よりもうちの井戸を掘り返すような輩のほうが後ろ暗い案件を背負っているかもしれません」
ギドル「うちもきれいな商売してるぞ」
まぶみ「（いや、ボスは商売というよりは素行が問題なんじゃ・・・）」
マルス「では、先ほど利益分配の質問が出たのでその件と各々の作業風景に関してご説明させていただきます。システムの流れ上、ギドルの作業風景からの説明となります。というわけでギドル、説明してやってくれ」
ギドル「聞いてないぞ」
マルス「今言った。というよりも、本人からの説明のほうが説得力と穢れのないイメージが伝わるぞ？」
マルス「身内以外のエルフの男の子に手を出そうとしたイメージが払拭できるかもしれないぞ？」
いの「（手遅れだよね・・・）」
マルス「ということで、次はギドルの作業風景及びギドルの利益配分に関して説明させていただきます」
続く…